一般社団法人日本美術刀剣保存協会大阪支部

大阪支部について

支部の概要と沿革

昭和23年2月、伝統ある日本刀の保護と刀剣鑑賞の普及、研究の助長、さらに鍛刀などの特殊技術の保存奨励を目的に、全国組織として「財団法人 日本美術刀剣保存協会」が設立されました。
当時、大阪にはいくつかの刀剣研究会がありました。協会の設立を受けてそれら在阪の研究会がひとつにまとまる形で同年4月「財団法人 日本美術刀剣保存協会 大阪支部」として発足。その後70余年にわたり活動している伝統ある支部です。

平成24年4月には協会が内閣府より「公益財団法人 日本美術刀剣保存協会」の認定を受け、新組織へ移行しています。協会の公益財団法人への移行に伴い、大阪支部は協力団体として新たに「日本美術刀剣保存協会 大阪支部」の名称で活動することになりました。
日本刀の伝統と保存のため銃砲・刀剣類登録制度が昭和26年に制定されると、大阪支部は大阪府教育委員会の登録審査業務への推薦を受けて参加、今日まで審査に寄与する活動を続けています。

その後、昨今の社会状況に対応し、将来的に確固たる組織として伝統ある大阪支部を継続させてゆくため、法人格のある「一般社団法人 日本美術刀剣保存協会 大阪支部」を令和5年5月に設立。美術刀剣の愛好団体として活動を続けています。

大阪城の遠景

支部長あいさつ

一般社団法人 日本美術刀剣保存協会 大阪支部は、公益財団法人 日本美術刀剣保存協会の創設とともに、協力団体として活動する、70有余年の伝統ある刀剣愛好家の団体です。
令和6年3月末現在、105名の会員が在籍しております。

事業として、大阪歴史博物館4階研修室において、毎月の月例鑑賞会、毎年1月には支部会員所有の名刀を出品していただく新年鑑賞会を開催。また、研修室を離れ神社仏閣・美術館・博物館を訪問する懇親研修鑑賞会を年1回実施しています。

支部会員は、毎月美術刀剣に触れ鑑賞を深め、鑑定入札の研鑽に努めております。
日本刀を通じて、日本文化の普及並びに伝統の継承を目的として、大阪支部の旗印「和」の精神に基づき会員の親睦を図り、支部会員協力のもと支部活動を行っております。

大阪支部 支部長 松田健次郎

月例鑑賞会の案内

鑑賞会案内

1.月例鑑賞会

月例鑑賞会は1月と8月を除く年10回開催しており、入札鑑定と参考刀・刀装具などを鑑賞します。
入札鑑定では、支部会員・協会講師・派遣講師などの皆様方の協力を得て毎回5振の鑑定刀の出品があり、年間約50振の入札鑑定を実施、鑑賞眼を養うことに努めています。

場所:
大阪歴史博物館 4階 研修室 Google Maps
交通:
大阪メトロ谷町線 谷町4丁目駅 中央線9番出入口・谷町線2番出入口
日時:
毎月第2日曜日11時より(8月は休会)
内容:
鑑賞刀剣5振の入札鑑定、講師による解説、出品参考刀及び刀装具などの鑑賞・解説
会費:
3,000円

2.新年名刀鑑賞会

新年1月の月例会は入札鑑定と併せて支部会員所有の愛刀鑑賞会を実施しています。鑑賞会の後、新年懇親会を開催し年間成績優秀者の表彰を行います。

場所:
大阪歴史博物館 4階 研修室 Google Maps
交通:
大阪メトロ谷町線 谷町4丁目駅 中央線9番出入口・谷町線2番出入口
日時:
1月第2日曜日11時より
内容:
支部会員所有刀剣の鑑賞、約20振。KKRホテル大阪にて新年懇親会。
会費:
通常会費3,000円+懇親会費(開催年毎に変動します)

3.懇親研修鑑賞会

年1回、日帰りで各地の神社仏閣、美術館、博物館へ赴き、所蔵刀剣・刀装具、その他美術品を鑑賞する懇親研修鑑賞会を開催しています。実施時期は年によって異なります。

場所:
神社仏閣、美術館、博物館などを訪問
日時:
毎年1回実施
内容:
刀剣・刀装具の鑑賞、その他収蔵品の鑑賞
会費:
交通費+入館料+食事代など(行き先により変動します)
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